SESが採用代行(RPO)を導入するメリットと注意点|成功事例も紹介

採用活動が後回しになりがち…

試行錯誤してるけど、成果が出ない

人手が不足しがちなSES企業では、採用活動に割くリソースが足りず、採用が思うように進まないと悩む企業も多いのではないでしょうか。

本記事では、120社以上のSES企業の支援実績のあるSES企業特化の採用支援サービスGrowSES(グロース・エス・イー・エス)を提供している株式会社RYOMAが、採用代行(RPO)のメリットや注意点、成功事例を紹介します。

採用代行の利用を検討中の採用担当者は参考にしてください。

SES企業が直面する採用課題

ITエンジニアの人材不足は深刻化しており、SES企業の採用活動の難易度は年々高まっています

独立行政法人情報処理推進機構 社会基盤センターの「『IT人材白書2020』概要.p7」によると、IT人材が「大幅に不足している」「やや不足している」と回答した企業は89.0%に上りました。

IT業界の人材不足は深刻ですが、とりわけSES企業では採用のハードルが高く、人材確保が思うように進まないケースが多く見られます。

ここからは、SES企業が直面している採用課題の背景を解説します。

  • 採用活動に割くリソースがない
  • 採用に専門知識が必要
  • 求人広告を出しても応募が集まらない
  • 採用スピードが利益に直結する
  • ミスマッチによる早期退職が多い

採用活動に割くリソースがない

SES企業では、採用担当者が他業務と兼務していることが多く、媒体運用や効果検証が後回しになりがちです。

採用成果が出なくても原因を分析する時間がなく、改善に取り組めないまま採用コストだけが増えてしまうケースがよくあります。

採用に専門知識が必要

SES企業の採用が難しい理由のひとつに、求められる知識の幅広さがあります。

採用市場の動向や求人原稿の書き方といった人材業界のノウハウに加え、候補者のスキルシートやレジュメを正しく読み解く力も欠かせません。人材業界とSES業界の両方に精通した人材を確保すること自体が課題となっています。

求人広告を出しても応募が集まらない

SES企業は案件によって業務内容が変わるため、自社の魅力を伝えにくい傾向があります。そのため、多くの企業が「高還元率」や「スキルアップ」などの訴求に偏ってしまいます

他社との差別化が不十分だと求職者からはどこも同じに見えてしまい応募が集まりません。

採用スピードが利益に直結する

SES業界は、リソースの提供により利益を得る業態のため、他業種以上に採用スピードが重要です。案件の開始に人材確保が間に合わなければ、受注機会を逃す恐れがあるからです。

ニーズに合う人材をいかに効率良く確保できるかが、企業にとって課題となっています。

ミスマッチによる早期離職が多い

求職者のなかには「好きな時間に好きな場所で働ける」とポジティブなイメージが先行している人もいます。

しかし、実際はスキルアップのための自己学習が欠かせないなど、理想と現実とのギャップで早期離職するケースもあります。企業は、また採用活動からやり直さなければならず、大きな負担となります。

SES企業がエンジニア採用を成功させるには?

SES企業が採用を成功させるためのコツや成功事例を解説しています。あわせてご覧ください。

SES企業が採用代行(RPO)を導入するメリット

SES企業が採用代行(RPO)を導入すると、多くのメリットが得られます。ここからは、その代表的なメリットを紹介します。

  • 採用スピードが向上する
  • 採用ミスマッチを防止できる
  • 採用業務による負担を軽減できる
  • 採用コストの無駄を削減できる

採用スピードが向上する

採用代行を利用すると、人材業界に精通したプロの支援を受けられます。

ノウハウのない企業が試行錯誤しながら採用活動を行うよりも効率的に進められ、採用スピードが向上します。

採用ミスマッチを防止できる

SES業界はとくに採用ミスマッチの多い業種です。「スキルと現場のニーズが合わない」「思っていた仕事と違う案件に配属された」など、SES企業ならではの原因があるからです。

採用代行を利用すると、スキル要件と現場ニーズのすり合わせや評価軸の明確化により、ミスマッチのリスクを抑えられます。

採用業務による負担を軽減できる

採用代行に委託すると、求人媒体の運用から面接対応まで幅広く代行してくれるため、採用業務にかかる負担を減らせます。

その結果、企業内の限られたリソースを本来の経営や営業活動に集中できるようになるメリットがあります。

採用コストの無駄を削減できる

採用代行サービスは利用料金はかかるものの費用対効果を得られる点がメリットです。

採用ノウハウに基づく媒体運用により、効果の薄い施策に頼り続ける必要がなくなります。たとえば、求人広告を漫然と掲載し続けたり、成果につながらないスカウトメールを大量に送り続けたりといった無駄なコストを削減できます。

採用代行(RPO)のサービス内容

採用代行(RPO)は、単に応募者を集めるだけでなく、SES企業に必要な採用活動全体を代行します。ここでは、採用代行の代表的なサービス内容を紹介します。

  • 採用戦略の設計
  • 求人媒体の運用
  • スカウトメールの運用
  • 問い合わせ対応
  • 求職者からの応募管理
  • 候補者の選考・面接の実施
  • 内定後のフォローアップ
  • オンボーディングの提案

採用戦略の設計

採用戦略とは、「どのような人材をどうやって採用するか」を決める全体設計のことです。

SES業界は採用難易度が高く、採用活動の土台となる戦略が成果を左右します。効果的な採用戦略を立てるには、人材業界に関する知識と経験が欠かせません。

採用代行を活用すれば、専門家が現場で培ったノウハウをもとに、現実的で成果につながる採用戦略を構築できます。

求人広告の運用

求人広告を掲載するには、媒体の選定や契約、広告画像のデザイン、原稿作成など、多くの手間がかかります。掲載後も、閲覧数や応募数などのデータを分析し、必要に応じた改善が必要です。

採用代行では、こうした煩雑な求人広告の運用をプロが代行。ノウハウや過去データに基づいて、成果につながりやすい求人広告を作成します。

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スカウトメールの運用

スカウトメールは、テンプレート文を送るだけでは結果につながりません。送信する相手のプロフィールや職歴をチェックしたうえで、興味を持ってもらえるようなメッセージを書く必要があります。

しかし、多くの求職者の中から自社に合う候補者を選び、相手のニーズに合わせた文章を1通1通考えるのは労力がかかります。

採用代行に依頼すれば、人材業界に精通したプロがターゲット選定から文面作成までを代行。返信率の向上につながる、費用対効果の高いスカウトが可能になります。

問い合わせ対応

求職者からの問い合わせ対応にはスピードが重要です。とはいえ、SES企業では採用担当者が他業務と兼務しているケースが多く、求職者の対応が後手に回りがちです。

採用代行を導入すれば、問い合わせに対してスピーディーかつていねいな対応が可能になります。「この会社は自分を大切に扱ってくれている」という安心感につながり、応募意欲を向上させられます。

求職者からの応募管理

多くの応募が集まると、面接日程の調整や候補者への連絡などが煩雑になり、人手不足の企業では負担となります。

採用代行では、応募者の情報を一元管理できるATS(採用管理システム)を活用しており、大量の応募があった際も効率的な処理が可能。プロが候補者とのやり取りや日程調整を代行するため、漏れのない対応を実現します。

候補者の選考・面接の実施

採用ミスマッチによる早期離職の原因で多いのが、面接時の見極め不足です。面接官が主観に影響されて判断してしまうと、「思っていた感じの人と違っていた」というミスマッチが起きやすくなります。

採用代行では、事前に採用戦略で策定した評価基準に基づき、採用のプロが客観的に合否を判断。選考や面接を任せることで自社のニーズに合う人材を採用でき、ミスマッチのリスクを軽減できます。

内定後のフォローアップ

内定辞退を防ぐためには、内定承諾後も継続的なフォローが必要です。

とくにエンジニアは複数社からオファーを受けることが多く、内定後の辞退が起きやすい業種です。採用代行では、候補者と定期的に連絡を取り、入社準備やキャリアへの不安を解消。候補者のモチベーションを維持し、入社時点での定着率を高めます。

オンボーディングの提案

SES企業では入社後すぐに現場にアサインするケースが多く、職場環境になじめない悩みや不安から早期離職につながることがあります。

そのため、新入社員がスムーズに業務に取り組めるようオンボーディングが必要です。採用代行にはオンボーディングのサポートを実施しているサービスもあり、長期的な活躍につなげます。

SES企業が採用代行(RPO)を選ぶ際の注意

採用代行(RPO)を提供するすべての業者がSES業界の採用事情に精通しているわけではありません。

ここからは、SES企業が採用代行(RPO)を選ぶ際の注意点を紹介します。

  • SES特有のスキルシートを読み解けるか
  • ダイレクトリクルーティングに強いか
  • 内定後のフォローもあるか
  • 採用戦略の設計にも対応しているか
  • 担当者とコミュニケーションをとりやすいか

SES特有のスキルシートを読み解けるか

SES企業の採用を代行するには、IT業界や採用の知識だけでは不十分です。

プログラミング言語やフレームワーク、開発環境の理解に加えて、スキルシートに記載された参画歴を正しく読み解く力が求められます。実務経験の度合いを見誤ればミスマッチにつながります。

採用代行を選ぶ際は、候補者の経歴をSES特有の文脈で把握できるかを確認しましょう。

ダイレクトリクルーティングに強いか

SES企業の採用活動は、ダイレクトリクルーティングのスカウトメールが重要な役割を果たします。

SES企業は自社サービスを持たないため、知名度が上がりにくく、求人広告だけでは応募が集まりにくいという課題があるからです。そのため、企業側から求職者に直接アプローチできるスカウトメールが欠かせません。

SES企業が採用代行を利用する際は、ダイレクトリクルーティングに強みがあるサービスを選びましょう。

返信率を高めるスカウトメール戦略とデータ分析|SES企業の採用ならGrowSES

心に響くスカウトメールの書き方は?ダイレクトリクルーティングのノウハウを紹介しています。

内定後のフォローもあるか

SES業界は、内定辞退が起きやすい業種です。エンジニアは複数社からオファーを受けていることが多く、入社までの間に他社へ流れてしまうリスクがあるからです。

そのため、採用代行を選ぶ際には、内定後のフォローも支援範囲に含んでいるかを確認しましょう。候補者への定期的な連絡や不安解消のサポートにより、内定辞退のリスクを抑えられます。

採用戦略の設計にも対応しているか

採用代行会社によっては、応募者対応や面接調整などの実務作業の代行に特化しているサービスもあります。しかし、SES企業で採用成果を出すには、土台となる採用戦略の設計が欠かせません。

採用代行を選ぶ際は、戦略立案から運用まで一貫して支援できるかを確認することが重要です。

担当者とコミュニケーションをとりやすいか

SES企業が採用支援で成果を出すには、支援担当者と企業の採用担当者とのすり合わせが欠かせません。企業文化や案件の傾向、求める人物像などを詳細に共有することで、ミスマッチの防止につながります。

ヒアリングの際には担当者とのコミュニケーションのしやすさもチェックしましょう。

SES企業のRPO活用事例

応募数5倍を達成したSES企業の事例

A社は、Web系や業務系を中心にシステム開発を手がけるSES企業です。

エンジニア採用を強化するために求人媒体を活用していましたが、当初は応募数が伸びず、成果を得られていませんでした。そこで、SES企業専門の採用支援サービスGrowSESに相談。求人原稿・検索条件・スカウト文を見直し、ターゲットに響く内容に改善しました。

その結果、スカウト開封率は50%から80%に向上し、応募数は5倍に増加。従来では届かなかった層へのアプローチを実現しました。

掲載3日で有効応募5件を獲得したSES企業の事例

B社は、幅広い分野のWebシステム開発や運用を手がけ、ITコンサルティングまで対応できる体制を整えるSES企業です。

さらなる事業拡大に向けてエンジニア採用を強化するため、GrowSESに相談しました。GrowSESの採用支援担当者は、採用ターゲットに沿ったコンセプトを設計し、求人原稿に反映。

掲載開始からわずか3日で13件の応募があり、5件の有効応募を獲得できました。

採用単価20万円・20名採用を実現したSES事業の事例

C社は、業務効率化SaaSの開発・運営と、幅広いスキルを持つエンジニアを提供するSES事業を展開する企業です。

創業当初はフリーランス人材に依存していましたが、定着率に課題がありました。正社員採用を本格的に進めるための方法を模索していたC社は、GrowSESに採用支援を依頼。GrowSESは、求人ページや求人原稿、スカウト文面の作成に加え、採用ブランディングを実施しました。

その結果、年間で20名の採用に成功し、採用単価も約20万円に抑制平均承諾率は80%に達し、当初の目標を大きく上回る成果となりました。

よくある質問

採用コンサルティングと採用代行、どっちがいい?

採用を外部に委託したい場合は採用代行(RPO)、採用体制を内製化したい場合には、採用コンサルティングを選びましょう。

採用コンサルティングは「採用戦略の立案や仕組みづくり」を中心に支援するサービスです。

採用コンサルティングとは?具体的なサービス内容や選ぶ際の注意点も解説!

採用コンサルティングと採用代行(RPO)の違いを知りたい方はこちらもあわせてご覧ください。

人材紹介サービスと採用代行の違いは?

人材紹介サービス(転職エージェント)と採用代行(RPO)の大きな違いはサポートの範囲です。

人材紹介サービスは、条件に合う候補者を紹介してくれる仕組みです。一方で、採用代行は採用活動全般を代行します。

人材紹介サービスとは?メリット・デメリット、選び方をわかりやすく解説!

人材紹介サービス(転職エージェント)の仕組みについては、こちらも参考にしてください。

SES企業におすすめの採用代行(RPO)はGrowSES

SES企業におすすめの採用代行(RPO)は、株式会社RYOMAが提供するGrowSES(グロース・エス・イー・エス)です。

GrowSESは、120社以上の実績がある採用支援サービスです。SES企業の元経営層・人事経験者がサービスを設計しており、現場にもとづく支援を実施します。

まとめ|RPO(採用代行)ならGrowSESにおまかせください!

本記事のまとめ
  • RPOはSESの採用課題を解決できる
  • 専門知識のある採用代行を利用する
  • SESの採用支援はGrowSESがおすすめ

SES企業が採用を成功させるためには、IT業界や人材業界に関する幅広い知識に加え、スキルシートやレジュメを読み解くというSES特有の専門知識が必要です。しかし、こうした専門性を備えた採用支援サービスは限られており、実際に利用しても成果につながらなかったという企業も少なくありません。

GrowSES(グロース・エス・イー・エス)は、SES企業の元経営層・人事経験者がサービスを設計しており、現場視点での採用支援を提供しています。

「採用活動に割くリソースがない」「他社の支援では成果が出なかった」とお悩みの担当者はお気軽にご相談ください。

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