「たくさんの求人媒体があり、どれを選べば良いのかわからない」「自社に最適な求人広告サイトを知りたい」とお悩みではありませんか?
本記事では、各求人広告サイトの特徴や機能を紹介します。おすすめの求人媒体の料金を比較した表も掲載しているので、採用活動に課題を抱える人事担当者は参考にしてください。
求人広告とは?
求人広告とは、企業が広告掲載料金を支払い、求職者に向けて求人情報を発信する場のことです。
従来、求人広告はフリーペーパーや新聞折込などの紙媒体が主流でした。現代ではWebサイトが中心になり、スマートフォンやパソコンを使用して手軽に求人情報を公開・検索できるWeb求人媒体が多く利用されています。
求人広告は、各媒体によって登録している求職者の属性や料金体系が異なります。採用ターゲットや予算に合わせて媒体を選ぶことが重要です。
おすすめの求人掲載サイト10選|料金比較表
株式会社RYOMAの採用プランナーが厳選したおすすめの求人掲載サイト10選を紹介します。
以下は、本記事で紹介する求人広告サイトの比較表です。
なお、次の章からは各サービスの詳細を解説するので、気になる求人媒体があればぜひ参考にしてください。
媒体名 | 特徴 | 料金 | おすすめの企業 |
---|---|---|---|
エン転職 | 業界最大数の登録者数 | 28万円〜 | 応募数を増やしたい企業 |
マイナビ転職 | 業界最多の業種・職種分類 | 20万円〜 | ニッチ職種の採用、地方で雇用したい企業 |
doda | 職種特化の転職サイトに連携掲載 | 25万円〜 | ハイクラス人材や専門職を採用したい企業 |
type | スキルや経験を細かく条件指定して検索できる | 35万円〜 | エンジニア・営業職を採用したい企業 |
女の転職type | 応募率や面接実施率の向上を支援する機能が充実 | 20万円〜 | 女性正社員を雇用したい企業 |
イーキャリア | ITエンジニア・クリエイター・ゲーム系の採用に強み | 20万円〜 | 複数の職種を同時に採用したいIT企業 |
Re就活 | 面談やイベントで社風を伝えられる | 38万円〜 | 20代のポテンシャル採用をしたい企業 |
日経転職版 | 日経メディアを集客の入り口として活用 | 30万円〜 | ベテラン人材を雇用したい企業 |
PROSEEK | 最大10種類の求人掲載が可能 | 30万円〜 | コスト管理を重視して採用したい企業 |
※料金は条件によって変動します。詳しくはお問い合わせください。
エン転職
エン転職は、エン・ジャパン株式会社が提供する求人広告サイトです。
業界最大級の登録者数(約1110万人)を持ち、幅広い求職者にアプローチできます。
また、「エンゲージ 会社の評判」と連携して口コミ情報を提供しており、求職者がリアルな企業情報を得られる点が人気の理由の一つ。
たくさんの求職者に求人情報を届けられるので、より多くの応募を集めたい企業におすすめです。
- 業界最大数の登録者数
- 口コミ機能でリアルな情報を伝えられる
- 応募数を増やしたい企業におすすめ
マイナビ転職
マイナビ転職は、株式会社マイナビが提供する求人広告サイトです。
業種(114分類)と職種(379分類)の分類数が多い点が特徴で、具体的な条件を設定してターゲットを絞り込める点が強みです。また、求職者がエリアや都道府県ごとに情報を表示できるため、UIターン転職の希望者にもアプローチ可能。
地方人材やニッチな職種を採用したい企業におすすめです。
- 業界最多の業種・職種分類
- 細かい条件でターゲットを設定できる
- 地方・ニッチ職種を採用したい企業におすすめ
doda
doda(デューダ)は、パーソルキャリア株式会社が提供する求人広告サイトです。
登録者は、20代後半から30代前半の若手・中堅層が中心。「doda人材紹介」やスカウトサービスと同じデータベースを活用しており、求人広告サイトでは届きにくい求職者にもリーチできます。
dodaに掲載した求人情報は、「dodaエンジニアIT」や「dodaセールス」など、職種特化の転職サイトにも連携して掲載されるため、専門人材へのアプローチが可能。
ハイクラス人材や専門職の採用をしたい企業におすすめです。
- 若手から中堅層まで即戦力人材が豊富
- 職種特化サイトで専門性の高い採用が可能
- ハイクラスや専門人材を求める企業におすすめ
type
typeは、株式会社キャリアデザインセンターが提供する求人広告サイトです。
エンジニア職と営業職の採用に強みがあり、それぞれの専門サイトも運営しています。スキルや資格、使用言語など具体的な条件で細かく絞り込んで検索できる機能が特徴です。
また、ワンプライスで2種類の求人原稿を作成できるため、ターゲットに合わせて職種・経験・勤務地など異なる訴求が可能。
細かい検索条件と訴求方法を組み合わせて、マッチ度の高い採用を実現します。
- エンジニアと営業の採用に強い
- スキルや経験を細かく条件指定して検索できる
- 同一料金で2つの求人原稿を作成可能
女の転職type
女の転職typeは、株式会社キャリアデザインセンターが提供する求人広告サイトです。
女性求職者に特化した求人媒体で、正社員として長期的に働きたいと考える人材が多いのが特徴です。エンジニアや営業・企画、介護・保育などの専門サイトを運営しており、求職者と企業の双方が細かい条件で検索可能。
また、面接情報の開示や候補日の登録、リマインドメールなど、応募率や面接実施率の向上を支援する機能も充実しています。
- 多様な専門サイトで細かい条件検索が可能
- 応募率向上機能で、採用を支援
- 女性正社員を採用したい企業におすすめ
イーキャリア
イーキャリアは、SBヒューマンキャピタル株式会社が提供する求人広告サイトです。
ITエンジニア、クリエイター、ゲーム関連職種の採用に強みがあります。1プランにつき3原稿まで掲載でき、原稿修正は何度でも無料。社内の採用要件に合わせてターゲットを柔軟に設定・変更できます。
複数の職種を同時に採用したいIT業界の企業に特におすすめです。
- ITエンジニア・クリエイター・ゲーム系の採用に強い
- 1プランにつき3原稿まで掲載可能
- 複数職種を採用したい企業におすすめ
Re就活
Re就活は、株式会社学情が提供する求人広告サイトです。
20代に特化した求人媒体で、会員の75.2%(2025年1月現在)が初めての転職を検討している若手人材。ポテンシャルの高い若手人材を採用したい企業におすすめです。
カジュアル面談やセミナー、ダイレクトリクルーティングイベントなど、企業と求職者が直接コミュニケーションをとれる機会が充実しています。企業の魅力や社風を求職者に伝えやすく、ミスマッチのない採用につながります。
- 20代専門の転職サイト
- 面談やイベントで社風を伝えられる
- 若手人材のポテンシャル採用におすすめ
日経転職版
日経転職版は、株式会社日経HRが提供する求人広告サイトです。
「日経電子版」や「日経ビジネス」などの日経メディアを集客の入り口として活用しています。そのため、他サイトでは出会いにくい、ビジネス感度の高い優秀な人材にアプローチが可能です。
即戦力となるベテラン人材を採用したい企業におすすめです。
- 30〜40代のビジネス中核層がターゲット
- 日経メディアを活用し、優秀人材にアプローチ
- ベテラン人材の採用におすすめ
PROSEEK
PROSEEKは、株式会社ウィルエージェンシーが提供する求人広告サイトです。
最大10種類の求人情報を同時に掲載できる点が大きな特徴。原稿の修正や追加、スカウトメールがすべて無料で利用できます。料金形態は、採用課金型・応募課金型・人材紹介型の3つが用意されており、どのプランも初期費用や掲載費用はかかりません。
企業の予算や採用ニーズに応じて、柔軟に選択できます。
- 最大10種類の求人掲載が可能
- 原稿の修正・追加、スカウトメールが無料
- 3つの料金形態から選べる
Indeed
Indeedは、Indeed Japan株式会社が提供する世界的に有名な無料の求人検索エンジンです。
日本国内では月間約2,390万人の求職者が利用しており、集客力に強みがあります。クリック数に応じて料金が発生する「クリック課金型」を採用していて、初期費用や採用成功報酬が不要。職種を問わず、無料で無制限に求人を掲載できます。
低コストで幅広い求職者にリーチしたい企業におすすめです。
- 世界中で利用されている無料の求人検索エンジン
- 初期費用0円で無制限に求人掲載可能
- 低コストで幅広い求職者にアプローチできる
求人掲載サイト(求人広告)の選び方
ここからは、求人掲載サイト(求人広告)を選ぶための3つのポイントを紹介します。
- ターゲット人材が多く登録しているか
- 求人掲載サイトの料金プランが予算に合うか
- 必要なオプション機能は備わっているか
ターゲット人材が多く登録しているか
求人媒体には、幅広い職種に対応するものと、特定の職種に特化したものがあります。また、年齢層や性別、地域といったターゲット層にも違いがあります。各媒体の特徴を比較し、ターゲット人材が多く登録している媒体を選ぶことが、採用成功のカギです。
求人掲載サイトの料金プランが予算に合うか
求人掲載サイトには、先行投資型・成功報酬型・クリック課金型など、さまざまな料金プランがあります。企業の採用目標や予算に応じて、最適なプランを選ぶことが重要です。自社に合う求人媒体がわからない場合は、求人広告代理店に相談するのもおすすめ。
株式会社RYOMAが提供する「オールインHR」では、複数の求人媒体を取り扱っており、企業に最適な媒体やプランの提案が可能です。ぜひお気軽にご相談ください。
必要なオプション機能は備わっているか
多くの求人広告サイトは、求人情報の掲載だけでなく、採用活動を支援するさまざまな機能を備えています。特に必要なオプションは、原稿修正とスカウトメールです。原稿修正に追加料金が発生するか、修正回数に制限があるかを事前に確認しましょう。
また、スカウトメールを活用すれば、求人情報を掲載するだけでなく、求職者への直接アプローチが可能に。オプションを活用することで、より効果的な採用活動ができます。
求人広告の利用に向いている企業
求人サイトには、「求人広告」「転職エージェント」「ダイレクトリクルーティング」など、さまざまな種類があります。
ここからは、求人広告の利用に向いている企業を紹介します。
- 1職種につき3名以上の人材を採用したい企業
- 年収450万円以下の人材を採用したい企業
- ターゲット層が広く設定できる企業
他の求人サイトについてはこちらの記事もあわせてご覧ください。
1職種につき3名以上を採用したい企業
求人広告は、先行投資型が多いため、採用人数が多いほどコストパフォーマンスが良くなる仕組みです。人材紹介は1名採用するごとに費用が発生するのに対し、求人広告は掲載費を支払えば何名採用しても追加費用がかかりません。
そのため、1職種につき3名以上を採用をしたい企業は、求人広告を利用すると採用コストを削減できます。
年収450万円以下の人材を採用したい企業
年収450万円以下の人材を採用したい企業は、求人広告の利用がおすすめです。この年収帯には、営業や事務、販売など、資格や専門スキルを問わない職種が多く、対象者が多くなるからです。
求人広告サイトでは、地域や年齢などの条件でターゲットを絞り込めるため、求める人材に効率よくアプローチが可能。多くの求職者の中から、自社のニーズに合った人材を見つけられます。
ターゲット層が広く設定できる企業
求人広告サイトは、他の求人媒体と比べて登録者数が多く、応募を集めやすい点がメリットです。求職者は会員登録から応募まで、すべて無料で利用できることが多く、手軽に転職活動を始められます。このため、転職を意識し始めた転職潜在層も多く利用しています。ターゲット層を広く設定できる企業にとって、求人広告は最適な採用手法です。
よくある質問
求人広告を掲載するデメリットは?
求人広告を掲載するデメリットはありますか?
求人広告掲載は、採用人数が少ない場合にコストパフォーマンスが悪くなる点がデメリット。多くの求人広告では掲載時に費用が発生するため、採用の成果にかかわらず、コストがかかるからです。
また、登録企業が多い場合には広告が埋もれてしまい、求職者の目に留まりにくいという課題もあります。求職者の関心を引く求人広告を作るには、自社の魅力を効果的に伝える言葉選びや、適切な運用ノウハウが必要です。
株式会社RYOMAが提供する「オールインHR」では、企業の採用活動を包括的にサポートしています。求人広告サイトの選定や原稿の書き方、求人画像のデザインなど、採用を成功させるための取り組みをオーダーメイドで支援します。まずはお気軽にご相談ください。
求人広告で成果を出すコツは?
求人広告で成果を出すための、ポイントやコツはありますか?
求人広告で成果を出すためには、求める人材像を明確にすることが重要です。
職種やスキル、年齢層など、具体的なペルソナを設定しましょう。詳細な人物像を描くことで、自社に適した媒体の選定や、求職者の心に響く魅力的な広告を作成しやすくなります。
求人広告で成果を出すコツついては、こちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ:求人広告に掲載して採用活動を成功させよう
求人掲載サイト(求人広告)を上手に活用すれば、多くの応募者を集め、自社に最適な人材を採用できます。
とはいえ、「どの求人サイトが一番効果があるのだろう」「求人広告を掲載したけど、なかなか応募が集まらない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
株式会社RYOMAが提供する「オールインHR」では、企業の採用活動を包括的にサポートしています。
求人広告サイトの選定や原稿の書き方、求人画像のデザインなど、採用を成功させるための取り組みをオーダーメイドで支援します。まずはお気軽にご相談ください。
採用コンサルティング、媒体運用
監修者村上 雄飛
経歴
新卒でdip株式会社にて、
バイトル・バイトルNEXT・はたらこねっと・コボット等の営業を担当。
様々なクライアントの採用支援を担う。
ベンチャー企業にて、代理店事業部・採用コンサル事業部として担当。